「あ〜夏休み♩」と湘南サウンドを代表するスターの曲を歌いたくなるような季節が近づいています。「今年はどんなことしようか」と予定を立てている人も多いと思いますが、学生のみなさんには越えなければいけない壁があるはず。そう、“期末試験”や“レポート”の数々。教科書を読み返し、覚えるべきところは暗記し、その様は夢にまで出てくる苦しい時期。そんなテスト対策をサポートしてくれるAI「あお」がGPChat AIに登場しました。人よんで「講師のようなAI」の実力はいかに。

「どんなことを聞こうかな〜」と頭をめぐらせた筆者(30代男性)。「そういえば…」と思い出したのは社会人学生として教育学を学んだ過去でした。通信制大学に通い、レポートを書いて、それが通れば単位認定試験に挑んだ日々。ほとんどが論述問題で、頭をひねることの連続でした。「もしあの頃にAIがあったら」。最初の問題は教育系で決まりました。
小学校と中学校教育における連携の問題点と課題について論述しなさい

小学校から中学校に上がると違うことがたくさん。教科担任制になり、部活動が本格的にはじまり、さらには小学校より短い3年間と全く違う世界に踏み入れたような感覚になります。そんな小学校と中学校の連携については講義のテーマになります。それを「あお」に尋ねてみると。
小学校と中学校教育における連携の問題点と課題について論述しなさい。
解説: 小学校と中学校の連携は、子どもたちのスムーズな学びの継続や発達の支援にとって非常に重要です。しかし、現場ではさまざまな問題点や課題が指摘されています。
具体的な問題点は?
問題点:
冒頭には端的な解説がなされたのちに教育内容・指導方法の違い、教員間の交流不足、カリキュラムの連続性不足といった問題点が挙げられます。課題についてもカリキュラム・マネジメントの強化、教員連携の促進、児童生徒・保護者への支援の3点を列挙。最後には「まとめ」で締める構成となっており、レポート執筆に向けてアウトラインの提案がなされています。
「自分の学生だった頃はひたすら文献をあさって、キーワードをまとめていたのにな…」。あれから数年、テスト勉強の方法も様変わりしたことを感じさせました。
関ヶ原の戦いについて論じ、この戦いが当時の日本に与えた影響をまとめよ

続いて投げかけてみたのは歴史の問題。最近は高校において「探求学習」の時間があり、自由にテーマを設定し、レポートを書くようなシーンもあります。そんな状況も想定し、日本で“一番有名”な合戦ともいえるであろう、関ヶ原の戦いからお題を設定しました。
関ヶ原の戦いについて論じ、この戦いが当時の日本に与えた影響をまとめよ。
関ヶ原の戦いとは
戦いの経緯
問いかけに対して「あお」からは「関ヶ原の戦いとは」というアウトラインや「戦いの経緯」、「関ヶ原の戦いが日本に与えた影響」、そして「まとめ」という順番でコメントされていきます。その上で今回注目したのは文末に記された「自分で論じる際のポイント」。
自分で論じる際のポイント
例えば勝敗の理由・決定的な要因については、主に小早川秀秋によるものが有名ですが、そのほか脇坂安治、小川祐忠、朽木元綱、赤座直保など複数の武将たちが寝返った事実を肉付けすることもできます。また社会・政治・文化への影響では、その後の江戸幕府の誕生でありひいては江戸文化の発展に寄与したとも言えるでしょう。つまり関ヶ原の戦いがなければ、2025年の大河ドラマで取り上げられたような江戸文化は生まれなかったかもしれません。
このようにレポートの執筆や試験問題に挑む際、ヒントになるようなネタを提供してくれる「あお」。GP Chatを使えば、あなたの勉強方法に大きな変化をもたらすかもしれません。
番外編:アサガオの花のつくりについて答えましょう

文系の問題を2問、あおに聞きましたが、理系の問題にも挑戦してみました。といってもバリバリ“文系”な筆者は毛色を変えて、小学校高学年レベルの問題で試してみました。夏休みの宿題の定番といえばアサガオの観察。そのアサガオにまつわる問題です。アサガオにはめしべとおしべがあり、めしべは受粉後に種子を作る役割、おしべは花粉を作ってめしべに運ぶ役割をそれぞれ担い、受粉によって生命が次世代へとつながります。ところで、それぞれにどんな違いがあったでしょうか?
以下の問題を解説してください。 アサガオのめしべの数は()本で、先のほうが丸く、もとのほうがふくらんでいます。おしべの数は()本で、先には粉のようなものがついています。
この問題は、アサガオ(朝顔)の花のつくりについての知識を問うものです。あおはポイントを整理して解説してくれました。
問題のポイント解説:
めしべの数は? アサガオのめしべは「1本」です。先のほう(柱頭)が丸く、もとのほう(子房)がふくらんでいるのが特徴です。めしべ全体は「柱頭(ちゅうとう)」「花柱(かちゅう)」「子房(しぼう)」からできています。
問題の答えはめしべが1本、おしべが5本。あおはポイント解説として、「めしべはもとのほう(子房)がふくらんでいるのが特徴」など構造について詳細な説明をしてくれます。また「花の中心に1本太いのがめしべ、そのまわりに細長い5本がおしべ」というように覚え方のコツも提示。
覚え方のコツ:
アサガオ=「あ」→「1(一本)」のめしべ 「おしべ」は朝顔の「ご(5)」で「5本」と覚えるのも一つの方法です。花の中心に1本太いのがめしべ、そのまわりに細長い5本がおしべ
最後には関連知識も含めて答えてくれました。
関連知識:
他の花でもめしべやおしべの数は決まっていることが多いです(例:ユリはめしべ1本・おしべ6本)。花のつくりは種ごとに違うので、実際に観察して数えることが大切です。もし、他の花や植物の花のつくりに関しても知りたい場合は、質問してください!
学生のみなさんの自学自習はもちろん、親世代のみなさんには子どもに「これってどういうこと?」と聞かれた際にも、力を発揮しそうです。
この記事のまとめ
学生のテスト勉強を“講師”のようにサポートしてくれるAI「あお」
適切なアウトラインやポイントを提示してくれる
論述の際に参考となる視点を多角的に提供し、学生の思考を促す
子どもの宿題を教える際にも力を発揮
あおを使うには
アプリ内のトーク画面上部にある「GP Chat AI」をタップし、対話相手から「あお」を選択。AIモデルが「あお」に切り替わり、課題を投げかけることで学習の手助けをしてくれます。






